実写版「下北かるた」

2008年12月 9日 (火)

風雪に 耐える岬の 寒立馬

201130_4 1130日(日)

 朝からあいにくの空模様だからいっそのこと尻屋崎へドライブすることにした。

201130_26 太平洋の荒波に浮かぶ灯台から海の死者に黙礼し、力強い寒立馬の走る姿に感動して、冷えきった体を野花菖蒲の里の温泉で癒し、東通そばで胃袋を満たそうという旅程である。

 途中、岩屋のウィンドファームに林立する風車が「レッドクリフ」の曹操軍の戦士のように迫ってくる。日鉄鉱業の作業場が見えてくる頃、津軽海峡から吹き付ける風が横殴りに潮を巻き上げ、波間に浮かぶケーソンが傾いて見える。

201130_30  冬期閉鎖直前のゲートを抜けて岬へ向かう。息が苦しくなるほどに小雪が積もる暇も無くすっ飛んでいく最果ての岬は、人影もなく、白い巨人の灯台だけが難破岬の沖合いをじっと見つめている。かもめの一羽の飛来も許さない。

 下北かるたの看板は確か寒立馬が冬越しをするアタカにある。ひっそりと立つ看板は見つけたが寒立馬の姿は見えない。いったいどこに居るんだろう?

 岩礁が見え隠れする海岸線に2,3メートルほどの白波が強風に潮煙をたなびかせている。良く観ると、3人のサーファーがロングボードに興じている。しばし彼らの勇気と若気の挑戦を観賞する。

201130_2 波打ち際には茶色の昆布がたくさん打ち寄せている。ところどころに貝や海草の採取禁止の看板が設置されている。見回りのおじさんの軽トラが時々行きかう。

 体も十分冷え、お腹も空いてきたので帰ることにする。ゲートを出て尻屋の部落へ向かう道を進むと、お目当ての寒立馬が居るのではないか。厳寒の草原でしっかりと草を食んでいる。近づいていくと、草を食む動作を止めずチラチラとこちらを警戒している様子。これ以上の接近は、相手の望まざるところらしい。白や茶や黒、そしてぶちの馬もじっと風を避けて木陰にたたずみ、走り回るようなサービスは望めそうもない。さて、そろそろジュラ紀の温泉へ直行だ・・・

201130_3 野花菖蒲の里は、茶色の透明なお湯が肌にやさしい、湯船から庭を楽しめる村の温泉施設である。

 
食堂で食べた東通そば(かけそば)は、野牛産ということで、のど越しが良く変な飾り気が無い。

201130_15 温泉で体も胃袋も満足した後、ボンサーブへ立ち寄る。品川ナンバーのBMWが停まっている。6月に海上自衛隊大湊地方総監部へ赴任したばかりとのこと。ついつい「大湊海軍コロッケ」の話しを向けると良くご存知で、B級グルメには詳しそう。前任地は所沢で横須賀にも在籍していたという見目麗しいで女性自衛官である。ソフトクリームを頬張りながら、突然話しかける無礼を心からお詫びします。

201130_17 独り者の暇で寂しい休日は、こうして終わりを告げたのである。




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by やんばるくいな

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2008年5月 7日 (水)

温泉三昧。

下北地域には、たくさんの名湯が集まっていますが、その中のひとつ、古くから湯治場として知られている下風呂(しもふろ)温泉郷の共同浴場「大湯」と「新湯」に行ってきました。

この2つの温泉は、銭湯のような大衆的な雰囲気を醸し出しているものの、大湯は1687年頃、新湯でも1800年頃には存在していたという、歴史ある温泉なのです。

1 大湯

のれんをくぐり中に入ると、昭和の懐かしい時代にタイムスリップしたように感じます。

男湯と女湯のあいだに番台があり、年季の入った木の棚には、脱衣用のカゴが並んでいます。

浴場の床は、ヒバの木板が敷き詰められ、足裏の感触が心地いいです。

洗い場は3つしかありませんが、湯壺を取り囲むように座り談笑する人々の光景は、何とも言えない風情を感じます。

湯壺は、「ぬるめです」・「あつめです」と書かれた2種類があります。

適温41度の私にとっては、「ぬるめです」のお湯は、最初は熱く感じるけれど、だんだん心地よく、「あつめです」のお湯は、片足をちょこっと入れただけで即刻断念する程の熱さでした。

4 新湯

新湯も、大湯と同じくこぢんまりとした懐かしさ溢れる浴場です。

湯壺は1種類で、大湯でいう「ぬるめです」のお湯と同じような熱さです。体にじんわりと浸みる熱さに癒されます。全体的に大湯より一回り小さいですが、のんびりとお湯を楽しめると思います。

大湯新湯ともに乳白色で、硫黄の香りが漂うお湯は、「温泉に来たんだなぁ~spa」としみじみ感じることができます。

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一般客は300円で利用できますが、下風呂地区の住民は100円(地区外の村民は150円)で利用できるそうです。うらやましいですね!

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ちなみに、大湯の近くの鉄道メモリアルロードには、誰でも無料で利用できる足湯もあります。私が行ったとき、ちょうど街がかすみがかっていて、幻想的な雰囲気を味わえました。こちらもぜひお試しあれ。

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※下北かるた 「き」

来てみれば  いで湯のかおり  下風呂の宿

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2007年8月10日 (金)

たずねてみよう、下北半島の「句碑・歌碑」めぐり

 下北は、かの伊能忠敬が「此所は奥北に稀なる所にて寺院医師其他表立市し人々学文を好、詩和歌等もなす人あり」(「沿海測量日記」)と記したほど、昔から文化の薫り高いところでした。
 また、下北には、古くから作家が訪れ、作品に描かれています。

 そのため、下北には、歌碑・句碑・文学碑が多く建てられ、ファンを楽しませています。

 下北半島の歌碑・句碑は、「下北半島の窓」ホームページでも紹介されています。
 
「下北半島の窓」ホームページはこちら

 シギが飛び立つ海峡に井上靖の文学碑(カルタへリンク)

 井上靖の文学碑がある風間浦村下風呂はこちら(ちず丸へリンク)

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2007年6月11日 (月)

脇野沢の海をデッカイ鯛が泳ぐ!!

Taijima
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 いや~、これは鯛です。ほんとに。ぜったい。「何と言われようと、絶対ですたい!!」(左門豊作かっ!!)

 しっぽのところがちょっと欠けてますが、むかしはもっとピンとしてたそうです。

 8月15日には、鯛島が泳いで移動するそうです。なんでも、鯛島にまつられている弁天様が、別の海の神様のところへ通われるのだとか(昔の人の話。伝説ともいう...)

 「昔、鯛島に工事に行ったときに、1匹猫がいたんだがどうしたかなぁ」と話す人もあり、ますますミステリアスな島であります。

脇野沢の海をゆうゆうと泳ぐ鯛島はこちら(地図が出ます)

鯛島が 夕陽を泳ぎ 村暮れる(かるたへリンク)

 

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2007年6月 6日 (水)

脇野沢の千年ヒバ

千年ヒバの案内板 千年ヒバ
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 脇野沢のNPOエコーロッジ・木下さんの案内で脇野沢の千年ヒバを見てきました。

 このヒバは、根周り6.18m、樹高20m、樹齢(推定)500~1000年という巨木で、林野庁の「森の巨人たち百選」にも選ばれています。

 途中、アナグマがミミズを探していた跡だとか、植物の名前を解説してもらいつつ歩くこと20分。現れたヒバの巨木は、根の右側が岩盤になっていて、岩の中から生えてきてるようにも見えます。

 木下さんの話だと「下北では、道路からちょっと入れば巨木とか珍しい植物・動物が見られるんだ」とのこと。奥の深い下北の自然の一端にふれた一日でした。

NPO自然学校エコーロッジのホームページ
木下さん手作りの動物たち
木下さん手作りの動物たち。「下北には白いカモシカがいるんだ」とのこと。

そそり立つ ヒバの美林の 濃き緑(かるたへリンク)

千年ヒバは、このあたり(地図が出ます)

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2007年6月 5日 (火)

斗南藩ゆかりの場所

下北人は生まれながらにして、下北を知ることを欲する
(下北かるた 会津士魂 今に伝える 斗南丘 の追加情報です。)

斗南藩ゆかりの場所に行ってみたいというご要望が多数(でもないけど)寄せられたので、地図でご紹介します。(クリックすると地図が出ます)

斗南藩士上陸の地 旧会津藩士の一団が新潟から海路をたどって上陸した場所。

円通寺と徳玄寺 斗南藩の藩庁があったところ(円通寺)、斗南藩主の生活の場だったところ(徳玄寺)

斗南藩史跡地 開拓の拠点を夢見て、市街地を建設したところ。

会津斗南藩資料館「向陽処」 斗南藩士の子孫の方が私的に開設している資料館です。郵便局の向かいにあります。

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2007年5月17日 (木)

横浜町の"菜の花"が見ごろ

横浜町の菜の花 菜の花大迷路
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 横浜町は菜の花のまちです。
 91年から毎年5月に開催している
菜の花フェスティバル」、道の駅は「菜の花館」、そして名物「菜の花ドーナツ」などなど。
 とにかく菜の花、何はなくとも菜の花、
開花時期には十数万人が訪れる「日本一の菜の花のまち」です。
 今の季節は、青い空、緑の山裾、白い風車、そして黄色い絨毯を敷き詰めたような菜の花畑と訪れるには絶好の季節です。
 今年の「菜の花フェスティバル」は5月20日開催。
菜の花大迷路も子供たちを待っています。(大人も楽しめます)

菜の花ロード 初夏を彩り 風薫る(かるたへリンク)

菜の花フェスティバル会場はこのへん(地図が出ます)

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2007年5月15日 (火)

早掛沼公園の御衣黄

樹名札 御衣黄
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 早掛沼公園に珍しい緑色の桜「御衣黄」があるというので行ってきました。
 「御衣黄」は、駐車場から公園への入り口の少し小高くなっているところに一本控えめに立っておりました。
 この日(5/14)は、残念ながらまだ咲き始めというところでしたが、つぼみはしっかり緑色。満開になるとどんな風情になるのか楽しみです。

 しかし、緑色なのに御衣とはナゼ?ご存知の方は、お知らせください。

早掛に 桜らんまん 下北の春(かるたへリンク)

下北の桜の名所&御衣黄の早掛沼公園はこちら(地図が出ます)

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2007年5月 9日 (水)

日本最古のアーチ式ダムに行ってきました

案内板

アーチ式ダム 錦鯉公園から望む陸奥湾バイパス道路の完成図

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 ダムというとすごくデッカイコンクリートのかたまりを想像しますが、このダムはこじんまりとしたかわいいダムです。石組みがきれいです。

 以前は上水道の水源として利用されていましたが、今は錦鯉が優雅に泳ぐ癒しの場所に。公園からのぞむ晴れた日の青く広がる陸奥湾も絶景です。

 バイパス道路の工事中で、完成すればまた違ったアングルでダムを見ることができそうです。

「す」 水源地 桜に映える アーチ式ダム(かるたへリンク)

日本最古のアーチ式ダム 水源地公園はこちら

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