市無形民俗文化財の重み~待ってました!奥内歌舞伎新春公園~
手元に「大いなる・下北の遺産」という小ぶりな下北ガイドブックがある。平成9年改訂版をめくると、地域おこしグループ「北のパイオニア」の有志が歴史と自然探索ツアーの集大成として21世紀の下北を担う若者に贈るとあります。
本書は、地域学・地元学としての下北学構築事業を展開している僕たちにとって、下北人の生き様や下北の地域資源を学ぶ格好の教材であり、諸先輩(下北人)のパワーに敬意を表する次第であります。
さて、毎年小正月の恒例行事として開催される奥内歌舞伎は、後継者不足もあり一旦中断したものの、元県職員の井田昌則さんを中心とする保存会の手によって平成9年に復活したと聞きました。今では地域の児童も一緒になって稽古を重ね、今年は、子ども歌舞伎「白浪五人男」などが披露され、会場の奥内小学校は、住民ら約200人の掛け声で賑わいました。
「つきあげ三番叟」を演じた児童の一人は会長のお孫さん、「忠臣蔵六段目」で切腹して息絶える勘平役で迫真の演技を披露したのは息子さんということですから、後継者問題はまったく心配ないようです。井田会長の義太夫もまだまだ若い!
むつ市宮下市長の祝辞も歌舞伎調で観客の拍手と笑いを誘っていました。
下北半島には、東通の能舞(国の重要無形文化財)や、佐井の福浦歌舞伎(県の無形民俗文化財)など伝え守られてきた伝統芸能が多く、まさに地域資源の宝庫と言えます。
残念ながら、中断した時期が「大いなる下北の遺産」の発刊時と重なり、本書には取り上げられませんでしたが、平成15年にむつ市の無形文化財に指定されるなど、行政の光があたりはじめました。
この辺は、下北検定に出題されそうですね・・??
by やんばるくいな
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